今回は、先日惜しくも他界されてしまったカリスマ経営者、稲森和夫さんの書籍をご紹介します。
数多くの人の人生に多大なる影響を与えたともいわれるその言葉たちがどのような考えから生み出されたのかにも迫ります。
稲森和夫
稲森和夫さんは、くしくも先日90年の生涯を閉じられた日本を代表する実業家です。
1代で京セラを築き上げ、現在のKDDIに発展させました。
その後も、JALの再建でのカリスマ的手腕を発揮し、さらに名声を高めることとなりました。
経営としても超一流ですが、人間としても一流の方で立ち居振る舞いから、言動まで人々を魅了するものがありました。
そこで今回は、稲森和夫さんの著書をご紹介します。
これが、人生に響くんです。
生き方
やはりなんといっても、この著書。
仕事に対する姿勢から、人生の終焉に対する考え方まで心に刺さるものがあります。
経営12カ条 経営者として貫くべきこと
こちらは、経営者とはなんなのかに特化して、記された兵法書のような内容の非常に重厚な著書です。
参考になること間違いなしです。
本書は、そうした中編集された、いわば稲盛イズムの総集編といえる
内容であり、12か条にしっかりとまとめられている。これまで既に氏
の考えに触れたことのある読者には、今更なことがほとんどであるこ
とは、全く疑いがない。が、氏が経営者として生き抜いた昭和・平成
そして令和にいたるまで、変わらぬ経営者の心構え、神髄がここにあ
ることは明白である。経営者の原則ともいうべき本書の内容は、その
立場にあるべきであれば、一度は手に取るべきであろう。松下幸之助や中村天風を師と仰ぎ、京セラの創業、第二電電(KDDI)の創業、日本航空の再建を通じて稲盛和夫氏の経営哲学がどのようにして出来上がったのか、の背景も知ることが出来る。12カ条の説明に加え、「補講」が付けられていることで、それぞれの教えの幅と深みを理解する助けにもなっている。
利他の心、素直な心、思いやり、誠実、夢、希望という「柔らかい」言葉も並べられているが、強い意志、燃える闘魂、誰にも負けない努力などの「強い」面がなくては勝ち抜いていけない、生き残っていけない、という厳しさも忘れてはならないことを教えられる。経営12か条の存在は知っていたものの、その中身について詳しく書かれた書籍だとのことで購入致しました。
稲盛和夫氏の本は今まで沢山読みましたが、私の中ではこちらが1番のおススメと感じています。
本のタイトルに「経営者として貫くべきこと」とございますが、経営者以外の方にもオススメ出来る一冊となっております。
最後に素晴らしい本を世に送り出して頂きありがとうございました。
非常に多くの方が、感銘を受け人生に影響を受けていることが分かりますよね。
どの著書もこれからの人生に非常に役立つことが多く書いてあります。
稲盛和夫の実学
バブル経済に踊らされ、不良資産の山を築いた経営者を戒める1冊。
お金の実とは一体何なのか、その本質はなんなのかを、身近な話から読み手に伝える会心の一冊です。
京セラの成功は、稲盛さんのセラミック開発の成功が大元であり
これがなくては京セラの成功はなかったと思います。
しかしこの本を読むと、それに加えて
会計学や組織管理も非常に大切であると思いました。
第二部の経営問答も実に真剣味があって、思わずのめり込みました。なぜやらなければいけないのか訳も分からずやってきた仕事・作業に対して、やる理由が具体例と共に明確に書かれていて理解しやすく、大変勉強になりました。これからは前向きに仕事ができそうです。
何かに似ていると思って考えたが、渋沢栄一の論語と算盤に似ている。
経営者として会社経営をしていく上で、守らなければならない原理原則を説いている1冊。
会社経営はトップの経営哲学により決まり、
すべての経営判断は「人間として何が正しいか」という原理原則にもとづいておこなうべきものであると説いている。
①物事の判断にあたっては、つねにその本質にさかのぼること。
②人間としての基本的なモラル、良心にもとづいて何が正しいのかを基準として判断すること。
いうのは簡単かもしれないが実践できる人間は圧倒的に少ないんじゃないかな…
ただ、それを実践してきた『稲盛和夫』という人物はやはりすごいものがある。
ガツンと来る、快作ですね。
バブルの愚かさを嘆き戒めるなかなか出来る経営者はいないでしょう。
まとめ
ここまでいかがでしたでしょうか。
稲森和夫さんの本は本当に人生の指標となるべき言葉が沢山書かれています。
人生に迷っているそこのあなたにこそ読んでほしいです。
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。