
「エルム街の悪夢って作品数が多いけど、どれから見ればいいの?」
「フレディVSジェイソンやリメイク版はいつ見るのが正解?」
夢の中に現れる殺人鬼フレディ・クルーガーが大暴れするホラーの金字塔『エルム街の悪夢』シリーズ。1984年の第1作から2010年のリメイク版まで、映画は全9作品が製作されており、初めての人はどの順番で見ればいいか迷ってしまいますよね。
この記事では、『エルム街の悪夢』シリーズの見る順番(公開順・時系列順)をわかりやすく解説したうえで、全9作品を面白い順にランキング形式で紹介します。時間がない人向けの時短ルートも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
※本記事には各作品の軽微なネタバレ(設定・登場人物)が含まれます。
『エルム街の悪夢』シリーズとは?
『エルム街の悪夢』(原題:A Nightmare on Elm Street)は、ウェス・クレイヴン監督が1984年に生み出したアメリカのスラッシャーホラーシリーズです。
主役は、焼けただれた顔・つば広の帽子・赤と緑のボーダーセーター・右手の鉤爪グローブがトレードマークの殺人鬼フレディ・クルーガー。生前は子供を手にかけた犯罪者で、怒った親たちに焼き殺されたのち、「夢の中」に現れて眠った若者たちを殺す存在として蘇りました。
「夢の中で殺されると現実でも死ぬ」「生き延びるには眠らないしかない」という逃げ場のない設定が最大の特徴で、『13日の金曜日』のジェイソン、『ハロウィン』のブギーマンと並ぶホラー映画の三大アイコンとして今も愛され続けています。第1作はジョニー・デップの映画デビュー作としても有名です。
結論:見る順番は「公開順」でOK!
先に結論からお伝えすると、『エルム街の悪夢』シリーズは公開順に見るのがベストです。本編(1作目〜ファイナルナイトメア)は公開順=時系列順になっているため、公開された順番に見れば物語が自然につながります。
『エルム街の悪夢』を見る順番一覧(公開順)
| 順番 | タイトル | 公開年 | 位置づけ |
|---|---|---|---|
| 1 | エルム街の悪夢 | 1984年 | 本編第1作 |
| 2 | エルム街の悪夢2 フレディの復讐 | 1985年 | 本編第2作 |
| 3 | エルム街の悪夢3 惨劇の館 | 1987年 | 本編第3作 |
| 4 | エルム街の悪夢4 ザ・ドリームマスター 最後の反撃 | 1988年 | 本編第4作 |
| 5 | エルム街の悪夢5 ザ・ドリームチャイルド | 1989年 | 本編第5作 |
| 6 | エルム街の悪夢 ザ・ファイナルナイトメア | 1991年 | 本編完結編 |
| 7 | エルム街の悪夢 ザ・リアルナイトメア | 1994年 | 番外編(メタホラー) |
| 8 | フレディVSジェイソン | 2003年 | 『13日の金曜日』とのクロスオーバー |
| 9 | エルム街の悪夢(2010年版) | 2010年 | 第1作のリメイク |
時系列順との違いは?
本編6作品(1作目〜ファイナルナイトメア)は公開順がそのまま時系列順です。残る3作品は少し特殊な立ち位置なので補足しておきます。
- ザ・リアルナイトメア(1994年):映画の中の存在だったフレディが「現実世界」に現れるメタフィクション。本編とは世界観が別なので、本編をすべて見たあとに鑑賞するのがおすすめです。
- フレディVSジェイソン(2003年):『13日の金曜日』のジェイソンとの夢の対決。エルム街1作目と『13日の金曜日』シリーズの基礎知識があると倍楽しめます。
- 2010年版リメイク:オリジナル1作目を現代風に作り直した独立作品。どのタイミングで見ても問題ありませんが、比較の意味でも最後がおすすめです。
時間がない人向けの時短ルート
全9作品を見る時間がない方は、以下の3本だけでもシリーズの魅力を十分に味わえます。
- エルム街の悪夢(1984年)……すべての原点。これだけは必見
- エルム街の悪夢3 惨劇の館(1987年)……ファン人気No.1クラスの傑作続編
- エルム街の悪夢 ザ・リアルナイトメア(1994年)……シリーズの集大成的メタホラー
さらに余裕があれば、お祭り映画の『フレディVSジェイソン』を追加すれば満足度はほぼ完璧です。
『エルム街の悪夢』全9作品おすすめランキング
ここからは、批評家評価・ファン人気・筆者の独断を織り交ぜた全9作品の面白い順ランキングを発表します。※あくまで一つの目安として楽しんでください。
第1位:エルム街の悪夢(1984年)
- 監督:ウェス・クレイヴン
文句なしの第1位はやはりオリジナル第1作。「眠ったら殺される」という革命的な設定、夢と現実の境界が崩れていく演出、低予算とは思えない悪夢的イメージの数々……。ホラー映画史に残る大傑作で、海外レビューサイトでも今なおシリーズ断トツの高評価を誇ります。ヒロイン・ナンシーの恋人役で出演しているのは、本作が映画デビューとなる若き日のジョニー・デップ。ここから見ないという選択肢はありません。
第2位:エルム街の悪夢3 惨劇の館(1987年)
- 監督:チャック・ラッセル
「シリーズ最高傑作は3」と推すファンも多い人気作。精神病院に集められた少年少女たちが、夢の中で特殊能力に目覚めてフレディに反撃する「ドリーム・ウォリアーズ」設定が最高に熱い1本です。1作目のヒロイン・ナンシーが再登場する物語的な意義も大きく、脚本には原案・脚本としてウェス・クレイヴンが復帰。若き日のパトリシア・アークエットのデビュー作でもあります。
第3位:エルム街の悪夢 ザ・リアルナイトメア(1994年)
- 監督:ウェス・クレイヴン
生みの親クレイヴンが監督に帰ってきた番外編。「エルム街の悪夢の出演者やスタッフの現実に、映画の中のフレディが襲いかかる」という虚実入り混じるメタホラーで、1作目のナンシー役ヘザー・ランゲンカンプが本人役で主演します。のちの『スクリーム』につながる批評性の高さで、批評家からの評価はシリーズでもトップクラス。従来よりも邪悪でシリアスなフレディも必見です。
第4位:エルム街の悪夢4 ザ・ドリームマスター 最後の反撃(1988年)
- 監督:レニー・ハーリン
前作の生存者たちを襲う恐怖を描く第4作で、当時シリーズ最高の興行収入を記録したヒット作。のちに『ダイ・ハード2』を手がけるレニー・ハーリン監督のスタイリッシュな映像感覚が光り、夢の世界のビジュアル表現はシリーズ随一の派手さです。新ヒロイン・アリスの成長物語としても見応えあり。エンタメ性重視ならこれが2位でもいいくらいです。
第5位:フレディVSジェイソン(2003年)
- 監督:ロニー・ユー
ホラー界の二大スター、フレディとジェイソンが夢の直接対決を果たしたクロスオーバー作品で、興行的にも大ヒットを記録しました。理屈抜きで楽しめるお祭りバトルムービーで、両シリーズのファンならニヤリとできる小ネタも満載。ロバート・イングランドが映画でフレディを演じた最後の作品という意味でも記念碑的な1本です。
第6位:エルム街の悪夢2 フレディの復讐(1985年)
- 監督:ジャック・ショルダー
フレディが少年ジェシーの肉体を乗っ取って現実世界に現れようとする異色の第2作。「夢の中の存在」というルールから外れた作風で公開当時は賛否が分かれましたが、近年はその独自性が再評価され、カルト的な人気を集めています。シリーズの中でも一風変わった立ち位置の作品として、話のタネに見ておきたい1本です。
第7位:エルム街の悪夢5 ザ・ドリームチャイルド(1989年)
- 監督:スティーヴン・ホプキンス
前作のヒロイン・アリスが再登場し、彼女のお腹に宿った赤ちゃんの夢を通じてフレディが復活を図るという第5作。ゴシックホラー調のダークな美術と攻めたビジュアルは見どころですが、物語はやや複雑で、シリーズの勢いに陰りが見え始めた作品でもあります。アリス2部作として4とセットで見るのがおすすめです。
第8位:エルム街の悪夢 ザ・ファイナルナイトメア(1991年)
- 監督:レイチェル・タラレイ
フレディの過去と「実の娘」の存在が明かされる本編完結編。ホラーというよりブラックコメディ寄りの作風で、おしゃべりで陽気なフレディの集大成が拝めます。怖さを求めると物足りないものの、ジョニー・デップがカメオ出演するなどお楽しみ要素も。本編のラストを見届けるという意味で外せない1本です。
第9位:エルム街の悪夢(2010年)
- 監督:サミュエル・ベイヤー
マイケル・ベイ製作、ジャッキー・アール・ヘイリー主演によるオリジナル第1作のリメイク。映像は現代的で綺麗になり、フレディの過去の掘り下げなど独自要素もありますが、批評家からは厳しい評価を受けました。若き日のルーニー・マーラが出演している点は注目ポイント。オリジナルと見比べてこそ面白い作品なので、鑑賞は最後で問題ありません。
『エルム街の悪夢』はどこで見られる?
2026年7月時点では、U-NEXTやAmazonプライム・ビデオなどの動画配信サービスでシリーズ作品が配信・レンタルされています(2010年版リメイクはNetflixでも配信実績あり)。配信状況は変更される場合があるため、視聴前に各サービスの最新情報をご確認ください。
よくある質問(FAQ)
Q. 1作目だけ見ても楽しめる?
A. 楽しめます。1作目は単体で完結しており、ホラー映画の名作として今見ても十分怖い作品です。
Q. 「ベスト10」ではなく9作品なのはなぜ?
A. 『エルム街の悪夢』の映画は本編6作+番外編1作+クロスオーバー1作+リメイク1作の全9作品だからです。なお映画以外に、フレディがホスト役を務めるTVシリーズ『フレディの悪夢』(1988年〜)も存在します。
Q. リメイク版から見てもいい?
A. 問題ありませんが、フレディの魅力を最大限味わうなら1984年のオリジナルから見るのがおすすめです。
Q. 新作の予定はある?
A. 2015年に再リブート企画が報じられましたが、その後、具体的な続報は伝えられていません。フレディの復活を待ちましょう。
まとめ:エルム街の悪夢は公開順に見よう!
『エルム街の悪夢』シリーズの見る順番とランキングをおさらいします。
- 見る順番は公開順がベスト(本編は公開順=時系列順)
- 時間がない人は「1984年版→3→リアルナイトメア」の3本でOK
- ランキング1位は不動の名作『エルム街の悪夢(1984年)』
「眠ったら、殺される」――今夜あなたの夢にフレディが現れないことを祈りつつ、ぜひシリーズを一気見してみてください。