日本の任侠映画や、北野武監督の映画で仁義に厚いアウトロー作品を好きな人は多いのではないでしょうか。
突然ですが、アメリカのHBO制作の『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』をご存じでしょうか。
アメリカのマフィアファミリーのボスの苦悩と葛藤を軸に重厚なファミリー模様を時にシニカルに描いた名作です。
今は亡き名優、ジェームズ・ガンドルフィーニ主演の傑作テレビドラマです。
ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア
ポチップ
『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』は、HBO製作のアメリカのテレビドラマで同局の大人向け看板番組でした。
1999年から2007年にかけて全6シリーズ86話で完結し日本では、WOWOWで放送されました。
ストレス社会に生きるイタリア系マフィアのボスとその周囲の人々の人間模様を描いたテレビドラマで、マフィアを時に生々しく、時にユーモラスに描き、バイオレンス、過激なセリフ、性描写によって全米では子供の視聴を禁じる成人指定になったほどです。
ニュージャージー州を実際に仕切っているデカヴァルカンテ一家がモデルとされ、主人公のトニーはヴィンセント・"ヴィニー・オーシャン"・パレルモを元にしたとされています。
裏社会の過激なドラマが描かれる一方で、夫婦や親子など家族のリアルで複雑な人間模様が展開することやこのドラマの1話あたりの制作費に2億円という巨額の製作費をかけ従来のハリウッド方式に従わず、物語の舞台であるニュージャージーで撮影を敢行して本物の空気、迫力を表現したことでも有名です。
このことからマスコミから現代的でリアル、そしてより多くのテーマを扱っていると絶賛され高い視聴率を得た。6シーズンというロングランヒットとなり2007年で最終回を迎えました。
また、放送開始以来、エミー賞を96個のノミネート、通算17回受賞しました。
しかも2004年には、ネットワーク局以外のチャンネルが初めてシリーズ作品賞を受賞している名作なんです。
そそて、2021年10月1日には、本作の前日譚にあたる映画『ソプラノズ ニューアークに舞い降りたマフィアたちThe Many Saints of Newark』が公開され、主役のリチャード「ディッキー」・モルティサンティ として、アレッサンドロ・ニヴォラが主演を務めました。
また、本作ではジェームズ・ガンドルフィーニが演じた「トニー・ソプラノ」の若年時代を、ジェームズの息子であるマイケル・ガンドルフィーニが演じたことでも話題となりました。
【ザ・ソプラノズ】哀愁のマフィアのあらすじ
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それでは気になるあらすじを、ご紹介します。
主人公、アンソニー・ソプラノ（通称、トニー）は、ニュージャージーを縄張りとしたマフィア、ディメオファミリーの有力者であったジョニー・ソプラノの長男。
血筋も実力も十分にあるMafioso(マフィア）であるが、欠点もあった。
ごくたまにではあるが医学的には解明出来ない原因不明のパニック症候群に悩まされ、隣人でありファミリードクターであるDr.クザマーノの勧めで精神科医・メルフィの下に通いだすことからストーリーは始まる。
トニーは、最初は警戒心を働かせながらも、彼女とのセラピーの中で徐々に自分自身の悩みや生い立ちを話していく。
そのひとつとしてRICO ACT（日本で言う暴対法）から来るプレッシャーを話し始める。
『ゴッドファーザー』や『グッドフェローズ』といった映画で見られるマフィアの華やかな時代とは違い、RICO法が施行されてからはどんな小さな犯罪もしくじればFBIのターゲットになってしまい、長い懲役が待っている。
またFBIは次々と平気で司法取引を強行し、トニーの同業者に盗聴器を身に付けさせマフィアの力を削いでいく。
トニーの悩みは本業にとどまらず、実の母の一風変わった性格やわがままのせいで多くの問題が生まれる。
また、カトリックで古く保守的な考えを持ったトニーにとって家族は彼のすべてであり、父親としては精一杯のことをしようというスタンスを持っていることもあり、教養のある精神科医に真剣に家族との関係についても相談する。
そんな悩み多きトニーではあるが、それでもマフィアのサラブレッドとして生まれ育ち、四十代前半にして豪邸を持ち、父や叔父よりも財政的にもはるかに上回っており、リーダーシップもあり実質上ボスとして周りには信頼されている。
しかし、表向きにはCAPO（キャプテン＝幹部の一人）として、FBI対策にも万全を期している狡猾さも持ち合わせている。
とにかく、1話目の最初からマフィアのボスが心理カウンセラーを訪れる場面から始まるところで既に衝撃的です。
自身に満ち溢れているはずの、ボスが組織の運営、人間関係、逮捕へのおそれ、はたまた家族との関係まで悩みに悩んでいるんです。
冷血で強面のマフィアも同じ人間で、悩んでいるという設定がすでに引き込まれます。
そして、唐突に起こる事件。
ぐいぐい引き込まれること間違いなしです。
ザ・ソプラノズ】哀愁のマフィアの気になるキャスト
数々の、有名映画に出演し、高い実力で評価されつつ、急逝した名優ジェームズ・ガンドルフィーニを始めとして、実力は俳優が脇を固めているのも特徴ですね。
映画好きなあなたなら1度は見たことがある俳優さんがズラリ勢ぞろいです。
ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィアのラスト・クリスの死でネット騒然
数々のドラマが繰り広げられる中で、特に話題となったのが、有名なラストとクリスの死です。
ネタバレになってしまうので多くは語りませんが、ラストは非常に衝撃的でした。
そして、クリスの死ですが、信じられない展開でしたね。
詳しくは是非本編を鑑賞してみてください。
ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィアの口コミ
ネット上の口コミも高評価なんです。
【ザ・ソプラノズ】哀愁のマフィアの気になるキャスト・ラスト・クリスの死がショックすぎる！配信で楽しめるたった１つの名作マフィアドラマ！口コミも！まとめ
そうなんです。
ネットでの評価も、高いものばかりで史上最高のマフィア映画との呼び声も高いんです。
正直、私も初めはカウンセラーのシーンから始まり度肝を抜かれました。
そして、いつの間にかラストまで観てしまいました。
引き込まれる展開と秀逸なドラマが最高なんです。
生きてるうちに1度は観るべきドラマです。
現在日本では、見放題サブスクVODサービスではU-NEXTのみの配信となっているのが玉にキズではありますが。