
電飾で輝くデコトラ「一番星号」に乗って、日本中を駆け抜ける男たちの痛快な人情喜劇「トラック野郎」。
2025年に公開50周年を迎え、テレビでの放送も相次いで、改めて注目を集めています。
「全部で何作あるの?」「どの順番で観ればいいの?」と迷っている方に、結論からお伝えします。全10作を公開順に観るのが、いちばん楽しめる見る順番です。
この記事では、トラック野郎シリーズの見る順番を、ランキング形式で全10作紹介します。各作品のマドンナやライバル、舞台、2026年最新の視聴方法もまとめました。
トラック野郎とは?まず押さえたい基本情報
1975年から1979年まで作られた東映の全10作
「トラック野郎」は、東映が1975年から1979年にかけて製作した喜劇映画のシリーズで、全10作が作られました。監督は全作品とも鈴木則文です。
主人公は「一番星」の桃次郎
主人公は、菅原文太が演じる長距離トラックの運転手・星桃次郎です。愛車は、派手な電飾で飾り立てた「一番星号」です。
相棒は、愛川欽也が演じる「やもめのジョナサン」こと松下金造です。この二人が、北海道から沖縄・石垣島まで日本各地を走り回ります。
お約束のパターン
桃次郎は、行く先々で美しい「マドンナ」に一目惚れします。張り合うライバルのトラック野郎との対決や、警察とのドタバタを繰り広げたあと、クライマックスでは荷物を届けるために猛スピードで爆走します。
笑いと涙、そして豪快なアクションが詰まった展開が、シリーズのお約束です。
デコトラブームの火付け役
このシリーズのヒットをきっかけに、電飾やペイントで飾ったアートトラック、いわゆる「デコトラ」が全国に広まったと言われています。
トラック野郎の見る順番を選ぶ3つのポイント

ポイント① 全10作を公開順に観るのが王道
各作品は1話完結なので、どこから観ても楽しめます。ただ、公開順に観ると、桃次郎とジョナサンの関係や仲間たちの顔ぶれが少しずつ変わっていく様子を自然に追えます。
ポイント② マドンナで選ぶのもおすすめ
毎回、当時の人気女優や歌手がマドンナとして出演しています。好きな女優の作品から観はじめるのも、楽しみ方のひとつです。
ポイント③ 舞台となるご当地で選ぶ
北海道、東北、四国、九州など、毎回ちがう土地が舞台になります。自分の故郷や旅行先が舞台の作品を探してみるのも楽しいでしょう。
トラック野郎 見る順番ランキングベスト10
第1位:『トラック野郎 御意見無用』(1975年)
- 公開日:1975年8月30日
- 脚本:鈴木則文、澤井信一郎
- マドンナ:中島ゆたか(倉加野洋子)
- 主な舞台:東北(青森、花巻など)
一番星号を走らせる桃次郎が、東北のドライブインで働く洋子に一目惚れします。桃次郎とジョナサンのコンビが誕生する、シリーズの記念すべき第1作です。
第2位:『トラック野郎 爆走一番星』(1975年)
- 公開日:1975年12月27日
- 脚本:鈴木則文、澤井信一郎
- マドンナ:あべ静江(高見沢瑛子)
- 主な舞台:姫路、長崎など
姫路のドライブインで出会った女子大生・瑛子に恋をした桃次郎が、彼女に近づこうと慣れない文学書を読みはじめます。ジョナサンの勘違いから起こる騒動も笑いを誘う1本です。
第3位:『トラック野郎 望郷一番星』(1976年)
- 公開日:1976年8月7日
- 脚本:野上龍雄、澤井信一郎
- マドンナ:島田陽子(三上亜希子)
- ライバル:梅宮辰夫(カムチャッカ)
- 主な舞台:北海道(釧路、札幌、静内など)
北海道へ向かった桃次郎が、釧路で亜希子に一目惚れします。雄大な北の大地を舞台に、ライバルとの対決や、魚を札幌まで運ぶための爆走が描かれます。
第4位:『トラック野郎 天下御免』(1976年)
- 公開日:1976年12月25日
- 脚本:鈴木則文、中島信昭
- マドンナ:由美かおる(我妻和歌子)
- ライバル:杉浦直樹(コリーダ)
- 主な舞台:四国・山陽(倉敷、宇和島、松山など)
四国で荷物を運ぶ桃次郎とジョナサンが、お遍路姿の美女・和歌子と出会います。闘牛での勝負など、四国ならではの見どころも満載の作品です。
第5位:『トラック野郎 度胸一番星』(1977年)
- 公開日:1977年8月6日
- 脚本:野上龍雄、澤井信一郎
- マドンナ:片平なぎさ(乙羽水名子)
- ライバル:千葉真一(新村譲治)
- 主な舞台:佐渡、北陸、新潟
桃次郎が、佐渡の分校で教師をしている水名子に恋をします。千葉真一が演じるライバルや、八代亜紀の出演も話題になりました。

第6位:『トラック野郎 男一匹桃次郎』(1977年)
- 公開日:1977年12月24日
- 脚本:鈴木則文、掛札昌裕
- マドンナ:夏目雅子(小早川雅子)
- ライバル:若山富三郎(袴田太一)
- 主な舞台:九州(熊本、鹿児島)、東京
熊本で出会った剣道三段の女子大生・雅子に、桃次郎が一目惚れします。のちの大女優・夏目雅子の初々しい姿と、若山富三郎の迫力あるライバル役が見どころです。
第7位:『トラック野郎 突撃一番星』(1978年)
- 公開日:1978年8月12日
- 脚本:掛札昌裕、中島信昭
- マドンナ:原田美枝子(月田えり子)
- ライバル:川谷拓三(矢野駿介)
- 主な舞台:鳥羽、下呂温泉など
イルカの調教師・えり子に恋をした桃次郎が、彼女の恋人の存在を知って複雑な思いを抱きます。桃次郎の不器用な優しさが光る作品です。
第8位:『トラック野郎 一番星北へ帰る』(1978年)
- 公開日:1978年12月23日
- 脚本:掛札昌裕、中島信昭、鈴木則文
- マドンナ:大谷直子(北見静代)
- ライバル:黒沢年男(九十九譲次)
- 主な舞台:東北(みちのく)
お見合いで出会った未亡人・静代に心を寄せた桃次郎が、たびたびみちのくへ通うようになります。大人の恋を描いた、しっとりとした味わいのある1本です。
第9位:『トラック野郎 熱風5000キロ』(1979年)
- 公開日:1979年8月4日
- 脚本:掛札昌裕、中島信昭、鈴木則文
- マドンナ:小野みゆき(西沢夏)
- ライバル:地井武男(ノサップ)
- 主な舞台:長野(浅間山、善光寺、木曽など)、石垣島など
当て逃げを疑われて車を止められた桃次郎が、相手の女性・夏に惹かれていきます。信州から石垣島まで、スケールの大きな旅が楽しめる作品です。
第10位:『トラック野郎 故郷特急便』(1979年)
- 公開日:1979年12月22日
- 脚本:中島丈博、松島利昭
- マドンナ:石川さゆり(小野川結花)、森下愛子(西尾風美子)
- 主な舞台:高知(土佐路)
土佐路を舞台に、桃次郎とジョナサンが最後の旅に出ます。人気歌手の石川さゆりと森下愛子の二人がマドンナを務める、シリーズの最終作です。
トラック野郎 見る順番早見表
| 順番 | 作品名 | 公開年 | マドンナ | 主な舞台 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 御意見無用 | 1975 | 中島ゆたか | 東北 |
| 2 | 爆走一番星 | 1975 | あべ静江 | 姫路・長崎 |
| 3 | 望郷一番星 | 1976 | 島田陽子 | 北海道 |
| 4 | 天下御免 | 1976 | 由美かおる | 四国・山陽 |
| 5 | 度胸一番星 | 1977 | 片平なぎさ | 佐渡・北陸 |
| 6 | 男一匹桃次郎 | 1977 | 夏目雅子 | 九州 |
| 7 | 突撃一番星 | 1978 | 原田美枝子 | 鳥羽・下呂 |
| 8 | 一番星北へ帰る | 1978 | 大谷直子 | 東北 |
| 9 | 熱風5000キロ | 1979 | 小野みゆき | 長野・石垣島 |
| 10 | 故郷特急便 | 1979 | 石川さゆり・森下愛子 | 高知 |
トラック野郎を観る方法【2026年最新】

見放題配信
2026年9月時点では、第1作『トラック野郎 御意見無用』がU-NEXT、FOD、Huluで見放題配信されています。
レンタル配信・宅配レンタル
Prime Video、Lemino、music.jpなどでは、作品ごとにレンタル配信を利用できます。TSUTAYA DISCASでは、DVDの宅配レンタルもあります。
テレビ放送
公開50周年の2025年には、東映チャンネルで全10作が放送されました。2026年にもTOKYO MXで作品が放送されるなど、テレビで観られる機会があります。
※配信・放送状況は作品ごと・時期ごとに変わります。観る前に各サービスで最新情報を確認してください。
トラック野郎のよくある質問
Q. どの作品から観ればいい?
A. 桃次郎とジョナサンのコンビが誕生する第1作『御意見無用』がおすすめです。各作品は1話完結なので、好きなマドンナの作品から観ても楽しめます。
Q. 「ジョナサン」とは誰?
A. 愛川欽也が演じる、桃次郎の相棒・松下金造の愛称です。大家族を抱えたトラック運転手で、「やもめのジョナサン」と呼ばれています。
Q. 桃次郎の恋は実るの?
A. 毎回マドンナに一目惚れしますが、なかなか思いどおりにはいきません。その不器用でまっすぐな恋心が、桃次郎の大きな魅力です。
まとめ:トラック野郎は全10作を公開順に楽しもう
トラック野郎シリーズの見る順番は、次の流れがおすすめです。
- 第1作『御意見無用』で、桃次郎とジョナサンのコンビの誕生を観る
- 1975〜1976年の初期作品で、シリーズの勢いを体感する
- 夏目雅子や原田美枝子らがマドンナを務める黄金期を楽しむ
- 最終作『故郷特急便』まで、一番星号の旅を見届ける
笑って泣けて、元気が出る昭和の名シリーズです。ぜひこの順番で、一番星号と一緒に日本中を駆け抜けてみてください。