ディストピア化した近未来国家パネムを舞台に、生き残りを賭けた殺し合いのサバイバルゲームを描く『ハンガー・ゲーム』シリーズ。2012年に一作目が日本公開されてから14年、シリーズはついに6作目となる完全新作『ハンガー・ゲーム:サンライズ・オン・ザ・リーピング』を迎えます。全世界興行収入は5作品だけで累計約33億ドルを超える大ヒットフランチャイズですが、「本編と前日譚、結局どの順番で見ればいいの?」「一番面白いのはどれ?」と迷う人も多いはず。この記事では、公開順・時系列順それぞれのメリット・デメリットと、批評家評価・観客人気の両方をもとにした独自の面白さランキングを、最新情報を踏まえて徹底解説します。

シリーズ全6作品ラインナップ
現在発表されている『ハンガー・ゲーム』シリーズは以下の6作品です。
- ハンガー・ゲーム(2012年/監督:ゲイリー・ロス)
第74回大会を舞台に、妹の身代わりで参加を決意したカットニス・エヴァディーンの戦いを描くシリーズ原点。 - ハンガー・ゲーム2(2013年/監督:フランシス・ローレンス)
前作優勝の余波で反乱の機運が高まる中、25年に一度の特別大会「クォーター・クエル」に再び挑む続編。 - ハンガー・ゲームFINAL:レジスタンス(2014年)
原作最終巻の前半を映画化。反乱軍側からの視点で「モッキンジェイ」に担ぎ上げられたカットニスの葛藤を描く。 - ハンガー・ゲームFINAL:レボリューション(2015年)
シリーズ本編の完結編。キャピトル陥落までの最終決戦とカットニスの選択が描かれる。 - ハンガー・ゲーム0(2023年)
本編の64年前、第10回大会を舞台に若き日のコリオレイナス・スノーとルーシー・グレイの関係を描く前日譚第1弾。 - ハンガー・ゲーム:サンライズ・オン・ザ・リーピング(2026年)
本編の24年前、第50回大会(第2回クォーター・クエル)における若きヘイミッチ・アバナシーの物語。全米・世界公開は2026年11月20日。日本公開日は本稿執筆時点(2026年9月)で未発表です。
前半4作はカットニスを主人公とする本編三部作(3・4作目は原作最終巻の前後編)、後半2作はカットニス誕生前の時代を描くスピンオフ的な前日譚という構成です。原作はいずれもスーザン・コリンズによる同名小説シリーズで、映画化にあたっても大筋のストーリーラインは概ね踏襲されています。
見る順番:公開順と時系列順を徹底比較

①公開順(イチオシ)
ハンガー・ゲーム → 2 → FINAL:レジスタンス → FINAL:レボリューション → 0 → サンライズ・オン・ザ・リーピング の順。
映像技術やシリーズが積み重ねてきた演出の進化をそのまま体感でき、前日譚2作に散りばめられた「本編への伏線」も答え合わせ感覚で楽しめます。何より本編のネタバレを踏まずに楽しめるため、初めて視聴する人に最もおすすめの順番です。
②時系列(作中の年代)順
0(第10回大会)→ サンライズ・オン・ザ・リーピング(第50回大会)→ ハンガー・ゲーム(第74回大会)→ 2(第75回大会)→ FINAL:レジスタンス → FINAL:レボリューション の順。
パネムという国が64年かけてどう腐敗し、どう反乱に至ったかを歴史順に追体験できるのが最大の魅力です。ただし前日譚を先に見ると、本編の重要人物の生死や結末に関わる情報に触れてしまう場合があるため、初見での採用はおすすめしません。
結論:初見は公開順、2周目以降に時系列順がベスト
初めての人は必ず公開順で見るのがおすすめです。一度本編を履修済みのファンが「歴史の答え合わせ」として2周目以降に時系列順で見返すと、伏線や小ネタに何度も気づける構成になっています。
面白さ・完成度ランキングBEST5(公開済み作品限定)
サンライズ・オン・ザ・リーピングは2026年11月公開の未公開作品のため今回の採点対象からは除外し、公開済み5作品を批評家評価(Rotten Tomatoes等)と観客人気の両面から独自にランキングしました。
1位:ハンガー・ゲーム2(2013年)
シリーズ随一の高評価を獲得した完成度No.1の一本。前作優勝の熱狂が思わぬ形で反乱の火種となっていく政治サスペンス色が強まり、クォーター・クエルという過酷な特別ルールも加わってスケールアップ。カットニスとピータの関係性の深化も見どころです。
2位:ハンガー・ゲーム(2012年)
格差社会×命がけのサバイバルという骨太なテーマを一気に確立した記念碑的な原点作。シンプルながら緊張感のある構成で、シリーズ全体の世界観を過不足なく提示してくれます。
3位:ハンガー・ゲーム0(2023年)
64年前、後の独裁者スノー大統領の青年期を主人公に据えた異色の前日譚。批評家評価は伸び悩みましたが、観客支持率はシリーズ最高水準を記録するなど、ファンからの評価は非常に高い一本です。
4位:FINAL:レボリューション(2015年)
最終決戦とキャピトル陥落を描く完結編。カットニスの最後の選択には賛否がありますが、シリーズを丁寧に着地させた点は評価できます。
5位:FINAL:レジスタンス(2014年)
原作最終巻の前半のみを映画化した構成上、大会本編がないぶん単体では物足りなさを感じる声もありますが、反乱軍側の内情や情報戦をじっくり描いた点は好評です。
最新作『サンライズ・オン・ザ・リーピング』最新情報
2025年出版の同名原作小説を映画化する最新作は、本編の24年前、第50回大会(第2回クォーター・クエル)を舞台に、後にカットニスとピータのメンターとなるヘイミッチ・アバナシーの若き日々と初優勝までの過酷な戦いを描きます。監督はシリーズを一貫して手掛けるフランシス・ローレンス。若きヘイミッチ役にジョセフ・ザダ、若きエフィー・トリンケット役にエル・ファニング、若きコリオレイナス・スノー役にレイフ・ファインズら豪華キャストが集結し、2026年11月20日に全世界のIMAX劇場を含めて公開予定です。日本公開日は現時点(2026年9月)では未発表のため、続報を待ちましょう。
よくある質問
Q. 前日譚2作から見ても大丈夫?
A. 物語としては成立しますが、本編の結末に関わる要素に触れてしまうため、初見では公開順をおすすめします。
Q. 一番怖い(過酷な)大会はどれ?
A. 参加者が通常の2倍の48人となる第50回大会(サンライズ・オン・ザ・リーピング)は、設定上シリーズ屈指の過酷さになると予想されています。
Q. 原作小説から読んだ方がいい?
A. 原作者スーザン・コリンズによる原作小説は映画とほぼ同じ流れで描かれているため、必須ではありません。ただし登場人物の心理描写がより深く掘り下げられているので、映画を見て気に入った人は原作小説もあわせて読むとより物語を楽しめます。
まとめ
『ハンガー・ゲーム』シリーズは、初見なら公開順、2周目以降は時系列順で楽しむのがベストです。ランキングで見ると『ハンガー・ゲーム2』を筆頭に、シリーズを通して高水準な作品が並んでいます。2026年11月公開の最新作も含め、この機会にぜひ全作品を見返してみてください。