
雪の網走から始まる、高倉健さんの出世作「網走番外地」。任侠映画の名作として、今も根強い人気があります。
「何作あるの?」「どれから観ればいいの?」と迷う方に、結論からお伝えします。石井輝男監督の全10作を、公開順に観るのが、いちばん分かりやすい見る順番です。
この記事では、見る順番をランキング形式でまとめました。作品の情報は2026年10月7日時点のものです。
網走番外地とは?基本情報
東映の人気シリーズ
「網走番外地」は、東映が製作したシリーズです。全18作のうち、高倉健さんが橘真一を演じた石井輝男監督版は、最初の10作にあたります。その後は、新シリーズ『新網走番外地』(1968年〜)が作られました。
主人公は橘真一
主人公の橘真一は、高倉健さんが演じる、網走刑務所に入った男です。出所したあとも、行く先々で事件に巻き込まれます。嵐寛寿郎さん演じる「鬼寅」や、田中邦衛さん演じる「大槻」など、おなじみの顔ぶれも魅力です。
見どころは雪原と男たちの絆
極寒の大自然を背景にした逃亡劇や、男たちの絆が見どころです。
網走番外地の見る順番を選ぶ3つのポイント

ポイント① 迷ったら第1作から
シリーズの原点は、1965年の第1作『網走番外地』です。ここから公開順に進めば、橘真一の旅をたどれます。
ポイント② 全10作とも監督は石井輝男
ご紹介する10作は、すべて石井輝男監督の作品です。作風の統一感があります。
ポイント③ 舞台で選ぶ
沖縄、九州、道南など、作品ごとに舞台が変わります。気になる土地の作品から観るのも一案です。
網走番外地 見る順番ランキングベスト10
第1位:『網走番外地』(第1作)
- 公開:1965年4月18日(92分)
- 監督・脚本:石井輝男
- 主なキャスト:高倉健(橘真一)、南原宏治(権田権三)、丹波哲郎(依田)、嵐寛寿郎、田中邦衛
網走刑務所に収監された橘真一が、権田権三と手錠でつながれます。雑居房で脱獄計画が動きはじめる、シリーズの原点です。
第2位:『続網走番外地』(第2作)
- 公開:1965年7月10日(87分)
- 監督・脚本:石井輝男
- 主なキャスト:高倉健、アイ・ジョージ(大槻)、瑳峨三智子(ユミ)、安部徹(依田)
出所した橘が、青函連絡船で出会った修道尼のトランクをめぐり、東京へ向かいます。
第3位:『網走番外地 望郷篇』(第3作)
- 公開:1965年10月31日(88分)
- 監督・脚本:石井輝男
- 主なキャスト:高倉健、林田マーガレット(エミー)、嵐寛寿郎(旭統一)、杉浦直樹(白山譲次)
橘が長崎に帰郷し、旭組を苦しめる安井組と対立します。
第4位:『網走番外地 北海篇』(第4作)
- 公開:1965年12月31日(90分)
- 監督・脚本:石井輝男
- 主なキャスト:高倉健、田中邦衛(大槻)、嵐寛寿郎(鬼寅)、杉浦直樹(浦上)、大原麗子(弓子)
仮出獄した橘が、危険な運送の仕事を引き受け、雪の荒原をトラックで走ります。
第5位:『網走番外地 荒野の対決』(第5作)
- 公開:1966年4月23日(89分)
- 監督・脚本:石井輝男
- 主なキャスト:高倉健、田中邦衛、田崎潤(栗田大蔵)、杉浦直樹(鮫島)
道南の射撃大会で優勝した橘が仔馬を手にしますが、悪徳な牧場主に騙し取られます。

第6位:『網走番外地 南国の対決』(第6作)
- 公開:1966年8月13日(88分)
- 監督・脚本:石井輝男(原案:伊藤一)
- 主なキャスト:高倉健、千葉真一(谷村)、吉田輝雄(南)、嵐寛寿郎、田中邦衛、大原麗子(夏子)
出所した橘が、先代親分の死の真相を探りに沖縄へ向かいます。
第7位:『網走番外地 大雪原の対決』(第7作)
- 公開:1966年12月31日(89分)
- 監督:石井輝男
- 脚本:神波史男、松田寛夫
- 主なキャスト:高倉健、嵐寛寿郎、内田良平(白熊)、大原麗子(千恵)、吉田輝雄(吉岡)
網走刑務所から白熊が脱走します。出所した橘は、油田発見で騒然とする土地の騒動に巻き込まれます。
第8位:『網走番外地 決斗零下30度』(第8作)
- 公開:1967年4月20日(88分)
- 監督・脚本:石井輝男
- 主なキャスト:高倉健、嵐寛寿郎、田中邦衛、丹波哲郎(白木)
橘が少女チエを父親のもとへ連れていくため、北方の炭鉱町を訪れます。
第9位:『網走番外地 悪への挑戦』(第9作)
- 公開:1967年8月12日(90分)
- 監督・脚本:石井輝男
- 主なキャスト:高倉健、嵐寛寿郎、谷隼人(武)
流れ者の橘が九州で不良少年たちと出会い、保護施設を手伝うことになります。
第10位:『網走番外地 吹雪の斗争』(第10作)
- 公開:1967年12月23日(87分)
- 監督・脚本:石井輝男
- 主なキャスト:高倉健、安藤昇(轟)、宮園純子(雪子)、中谷一郎(南海)、山本麟一(辰)
昭和初期を舞台に、少年時代の事件の末に網走刑務所へ送られた橘の物語です。石井輝男版の最終作にあたります。
【関連作】『新網走番外地』(1968年)
- 公開:1968年12月28日(94分)
- 監督:マキノ雅弘
- 脚本:村尾昭
- 主なキャスト:高倉健(末広勝治)、三橋達也、長門裕之
石井輝男版のあとに始まった新シリーズです。舞台は戦後の東京で、主人公も「末広勝治」に変わります。10作を観たあとの、次のステップにおすすめです。
網走番外地 見る順番早見表
| 順位 | 作品名 | 公開日 | 監督 |
|---|---|---|---|
| 1 | 網走番外地 | 1965年4月18日 | 石井輝男 |
| 2 | 続網走番外地 | 1965年7月10日 | 石井輝男 |
| 3 | 網走番外地 望郷篇 | 1965年10月31日 | 石井輝男 |
| 4 | 網走番外地 北海篇 | 1965年12月31日 | 石井輝男 |
| 5 | 網走番外地 荒野の対決 | 1966年4月23日 | 石井輝男 |
| 6 | 網走番外地 南国の対決 | 1966年8月13日 | 石井輝男 |
| 7 | 網走番外地 大雪原の対決 | 1966年12月31日 | 石井輝男 |
| 8 | 網走番外地 決斗零下30度 | 1967年4月20日 | 石井輝男 |
| 9 | 網走番外地 悪への挑戦 | 1967年8月12日 | 石井輝男 |
| 10 | 網走番外地 吹雪の斗争 | 1967年12月23日 | 石井輝男 |
網走番外地を観る方法【2026年最新】

2026年9月時点で、第1作『網走番外地』はU-NEXTで見放題です。レンタルでは、J:COM STREAMやmusic.jpの案内があります。TSUTAYA DISCASでは、DVDの宅配レンタルも利用できます。
※配信状況は作品ごと・時期ごとに変わります。観る前に各サービスで最新情報を確認してください。
網走番外地のよくある質問
Q. 何作ありますか?
A. 東映のシリーズは全18作です。このうち高倉健さん主演の石井輝男監督版は、最初の10作です。
Q. どれから観ればいいですか?
A. 1965年の第1作『網走番外地』からがおすすめです。
Q. 『新網走番外地』は観るべきですか?
A. 10作を楽しんだあとに、関連作としてご覧いただくのがおすすめです。
まとめ:網走番外地は公開順に全10作を
迷ったら、次の順番です。
- 1965年の4作で、橘真一の物語に触れる
- 1966年の3作で、舞台を広げた対決編を楽しむ
- 1967年の3作で、石井輝男版の完結を見届ける
- 余裕があれば、新シリーズ『新網走番外地』へ
極寒の網走から始まる男たちのドラマを、ぜひ公開順にお楽しみください。