
東映任侠映画を代表するシリーズ「昭和残侠伝」。高倉健さんの代表作として、今も多くのファンに愛されています。
「何作あるの?」「どれから観ればいいの?」と迷う方に、結論からお伝えします。全9作を公開順に観るのが、いちばん分かりやすい見る順番です。
この記事では、見る順番をランキング形式でまとめました。作品の情報は2026年10月9日時点のものです。
昭和残侠伝とは?基本情報
1965年から1972年までの全9作
「昭和残侠伝」は、東映東京撮影所が製作した、高倉健さん主演のシリーズです。1965年から1972年にかけて、全9作が公開されました。
設定は作品ごとに独立
第1作は終戦直後、第2作以降は戦前の昭和初期が舞台です。各作品の設定に直接のつながりはないため、好きな作品から観ても楽しめます。
池部良さんとのコンビが魅力
高倉健さんが演じる主人公に、池部良さんが演じる相棒が絡みます。第4作以降は、役名が「花田秀次郎」と「風間重吉」に固定されました。
昭和残侠伝の見る順番を選ぶ3つのポイント

ポイント① 公開順に観る
迷ったら、第1作から公開順に進めるのがおすすめです。
ポイント② 監督で選ぶ
佐伯清監督が5作、マキノ雅弘監督が3作、山下耕作監督が1作を手がけました。好みの監督から観るのも一案です。
ポイント③ 気になる共演者で選ぶ
鶴田浩二さんが加わる第8・9作など、共演者で選ぶ楽しみ方もあります。
昭和残侠伝 見る順番ランキングベスト10
第1位:『昭和残侠伝』(第1作)
- 公開:1965年10月1日(90分)
- 監督:佐伯清
- 脚本:村尾昭、山本英明、松本功
- 主なキャスト:高倉健(寺島清次)、三田佳子(西村綾)、池部良(風間重吉)、松方弘樹、梅宮辰夫
終戦直後の浅草が舞台です。復員した寺島清次が、露天商たちを苦しめる新興やくざと向き合います。シリーズの原点です。
第2位:『昭和残侠伝 唐獅子牡丹』(第2作)
- 公開:1966年1月13日
- 監督:佐伯清
- 主なキャスト:高倉健(花田秀次郎)、三田佳子(秋山八重)、津川雅彦(清川周平)、池部良(畑中圭吾)
昭和初期の宇都宮で、石材業の組に身を寄せた花田秀次郎の物語です。
第3位:『昭和残侠伝 一匹狼』(第3作)
- 公開:1966年7月9日
- 監督:佐伯清
- 主なキャスト:高倉健(武井繁次郎)、池部良(桂木竜三)、藤純子(桂木美枝)、島田正吾(秋津政次郎)
舞台は、銚子近くの港町です。魚の水揚げをめぐる対立の中で、武井繁次郎が動きます。
第4位:『昭和残侠伝 血染の唐獅子』(第4作)
- 公開:1967年7月8日
- 監督:マキノ雅弘
- 主なキャスト:高倉健(花田秀次郎)、藤純子(風間文代)、池部良(風間重吉)、河津清三郎(阿久津剛三)、加藤嘉(鳶政)
昭和初期の浅草で、博覧会の建設工事をめぐる対立が起こります。この作品から、花田秀次郎と風間重吉の名コンビが固まります。
第5位:『昭和残侠伝 唐獅子仁義』(第5作)
- 公開:1969年3月6日(89分)
- 監督:マキノ雅弘
- 脚本:山本英明、松本功
- 主なキャスト:高倉健(花田秀次郎)、池部良(風間重吉)、藤純子(おるい)、志村喬(林田伝之助)、河津清三郎(樺島岩蔵)
組長の仇を討って服役した花田秀次郎が、出所後に組の再建を目指します。
第6位:『昭和残侠伝 人斬り唐獅子』(第6作)
- 公開:1969年11月28日(105分)
- 監督:山下耕作
- 脚本:神波史男、長田紀生
- 主なキャスト:高倉健、池部良、大木実(皆川厳)、小山明子(皆川雅代)、片岡千恵蔵(剣持光造)
7年ぶりに出所した花田秀次郎が、浅草で皆川一家と東雲一家の争いに巻き込まれます。山下耕作監督が手がけた、シリーズ唯一の作品です。
第7位:『昭和残侠伝 死んで貰います』(第7作)
- 公開:1970年9月22日(92分)
- 監督:マキノ雅弘
- 脚本:大和久守正
- 主なキャスト:高倉健(花田秀次郎)、藤純子(幾江)、池部良(風間重吉)、加藤嘉(花田清吉)、長門裕之、小林稔侍
料亭の息子として育った秀次郎が出所し、板前の風間重吉に説得されて、板前として働くことになります。チーフ助監督は澤井信一郎さんでした。
第8位:『昭和残侠伝 吼えろ唐獅子』(第8作)
- 公開:1971年10月27日
- 監督:佐伯清
- 主なキャスト:高倉健、鶴田浩二(三州政治)、池部良、松方弘樹(風間文三)、松原智恵子(加代)
昭和初期の前橋で、黒田組に身を寄せた花田秀次郎が、風間文三に助太刀します。
第9位:『昭和残侠伝 破れ傘』(第9作・最終作)
- 公開:1972年12月30日
- 監督:佐伯清
- 脚本:村尾昭
- 主なキャスト:高倉健、安藤昇(寺津力松)、星由里子、檀ふみ、池部良、鶴田浩二(時雨弥三郎)、北島三郎
郡山の祭りに合わせた花会で、寺津組の力松が恥をかかされます。3年ぶりに出所した秀次郎が、義兄弟の力松のもとへ現れます。シリーズ最終作です。
第10位:【関連】『日本侠客伝』(1964年)
- 公開:1964年8月13日(98分)
- 監督:マキノ雅弘
- 主なキャスト:高倉健(辰巳の長吉)、萬屋錦之介、大木実、松方弘樹
東京・深川の材木問屋を舞台にした、高倉健さん主演の任侠映画です。同じシリーズは1964年から1971年に全11作が公開されました。昭和残侠伝は、この構成を発展させた作品とされています。
昭和残侠伝 見る順番早見表
| 順位 | 作品名 | 公開日 | 監督 |
|---|---|---|---|
| 1 | 昭和残侠伝 | 1965年10月1日 | 佐伯清 |
| 2 | 唐獅子牡丹 | 1966年1月13日 | 佐伯清 |
| 3 | 一匹狼 | 1966年7月9日 | 佐伯清 |
| 4 | 血染の唐獅子 | 1967年7月8日 | マキノ雅弘 |
| 5 | 唐獅子仁義 | 1969年3月6日 | マキノ雅弘 |
| 6 | 人斬り唐獅子 | 1969年11月28日 | 山下耕作 |
| 7 | 死んで貰います | 1970年9月22日 | マキノ雅弘 |
| 8 | 吼えろ唐獅子 | 1971年10月27日 | 佐伯清 |
| 9 | 破れ傘 | 1972年12月30日 | 佐伯清 |
| 10 | 日本侠客伝(関連) | 1964年8月13日 | マキノ雅弘 |

昭和残侠伝を観る方法【2026年最新】

2026年9月時点で、第1作『昭和残侠伝』は、U-NEXTとTELASAで見放題の案内があります。レンタルでは、Prime Video、Lemino、J:COM STREAM、music.jpの案内があります。TSUTAYA DISCASでは、DVDの宅配レンタルも利用できます。
※配信状況は作品ごと・時期ごとに変わります。観る前に各サービスで最新情報を確認してください。
昭和残侠伝のよくある質問
Q. 何作ありますか?
A. 1965年から1972年にかけて公開された、全9作です。
Q. どれから観ればいいですか?
A. 1965年の第1作『昭和残侠伝』からがおすすめです。作品の設定は独立しているため、好きな作品から観ても楽しめます。
Q. 主人公の名前は毎回同じですか?
A. 同じではありません。第1作は寺島清次、第3作は武井繁次郎です。「花田秀次郎」になるのは第2作からで、第4作以降は役名が固定されます。
まとめ:昭和残侠伝は公開順に全9作を
迷ったら、次の順番です。
- 第1〜3作で、シリーズの誕生と人気確立を知る
- 第4〜7作で、名コンビの黄金期を味わう
- 第8・9作で、シリーズの完結を見届ける
- 余裕があれば、関連作『日本侠客伝』へ
高倉健さんの任侠映画の世界を、ぜひ公開順にお楽しみください。